認知機能の衰え予防に良いとされる食品

赤ワインは認知機能の衰え予防に良い?

ワインの中でも、赤ワインに含まれるポリフェノールには強い抗酸化作用に期待できるため、老化・動脈硬化・高血圧・認知機能の衰え予防に良いとされています。フランスのボルドー大学で行われた研究では、赤ワインを飲む人は飲まない人に比べて、およそ5分の1しか認知症にならなかったというデータもあります。しかし、赤ワインを飲む人々がたまたま健康的な食生活を続けていたという可能性も否定できません。赤ワインと食事を適度に楽しみ、正しい生活習慣を心がけることが必要です。また、過剰な飲酒は認知機能の低下を促す可能性があるので、1日2杯から3杯程度に抑えましょう。

その他に、カレーにはターメリックというスパイスが含まれています。その中のクルクミンという成分は、免疫細胞を活性化して認知機能の衰え予防に役立つ可能性があるという研究が発表されました。ただし、カレーの効果には否定的な意見もあります。また、認知機能が衰えてくるとBDNFというたんぱく質の血中濃度が低下することが知られています。カマンベールチーズを食べることにより、BDNFが上昇したという研究データがありその効果に期待が集まっています。