体内リズムが乱れると良質な睡眠が取れなくなる?

認知機能にも影響を与える体内リズムについて

体内時計の時刻合わせを担当しているのは、太陽の光です。お昼過ぎまで寝ていて太陽の光を浴びる時間が遅くなってしまったり、夜遅くまで起きていて明るい電気やスマホを見ている環境にいると、時刻合わせがうまくできずに体内リズムは徐々に崩れていきます。まずは、乱れてしまった起床リズムを整えて体内時計をリセットする環境作りが必要です。

体内リズムの乱れは、全身にその影響を及ぼします。昼間の仕事中に頭がぼーっとして集中できなかったり、ミスを繰り返す、食欲がない、眠れないなどさまざまな問題を引き起こします。体内リズムが崩れてしまうと身体にも少なからず影響が現れます。肥満であったり糖尿病のリスクが高く生活習慣病を併発している方は、体内リズムが乱れている方が多いといわれます。さらに、交代勤務制の仕事は日勤と夜勤を繰り返すため、体内リズムが乱れて病気に掛かるリスクが高まるとされます。体内リズムの乱れは認知機能の衰えにも影響することが判明しており、精神的な不調へと繋がりやすいのです。