脳の健康を保つためにするべきこととは?

血圧・コレステロール値を管理しよう!

人間の脳は、心臓などの重要な臓器と同じように充分な量の血液を必要としています。年齢を重ねると動脈硬化は進行して血管が狭くなり、血流が悪くなることが多いとされます。その中でも脂肪性の沈着物が動脈の内側に蓄積する動脈硬化症は、心筋梗塞や脳卒中などの原因として知られています。

高血圧になってしまうと、細い血管の血液の流れが悪化してしまい酸素や栄養素を心臓と脳に運んでいくことが難しくなります。脳の血流不足は、認知機能の低下を引き起こします。さらに、活性酸素が細胞にダメージを与えることで知られる「酸化ストレス」が増えてしまいます。血管内の炎症が起こりやすい状態で高血圧を放置してしまうと、脳内で認知症になるといわれる原因物質が蓄積してしまいます。また、コレステロールの異常は、脂質異常症の原因に繋がり動脈硬化が進行すると、脳内の血管も硬化して通常よりも血液の流れは悪くなります。

まずは、健康な体形を維持することや普段の食事から塩分の摂取量をできるだけ減らし、血圧・コレステロール値を管理することが重要です。