認知機能の衰え予防には「睡眠」!
一体どのくらいの睡眠を取ればいいの?
人間は、毎日何時間眠るのが正解なのか…?その基準はどこにもありません。睡眠は、性別、体質や年齢などの個人的な要因に影響されています。しかし睡眠不足の蓄積は、がん・糖尿病・高血圧・生活習慣病・精神疾患・認知症など、さまざまな疾病リスクを高めることが明らかになってきています。成人の場合では、個人差はありますが6~7時間前後の睡眠時間が目安とされています。専門家によると、日中の強い眠気によって生活に支障がでなければ今のままの睡眠時間で良いとされます。
実は、加齢に伴って睡眠は変化していきます。歳を重ねるほど、長時間眠れなくなったという悩みがあると耳にしますが、加齢に伴って必要とする睡眠時間は少なくなっているのです。高齢になると若い頃に比べて早寝早起きになり、ちょっとした物音などで起きてしまうなど睡眠も浅くなるようです。また、睡眠を支える生体機能リズム(体温・血圧・ホルモン分泌など)が変化して前倒しになり、早朝に目が覚めてしまうなどの現象が現れます。